「怒り」という本 [本]

またまた、みいちゃんから借りました。
上下巻ありましたが、すぐ読めちゃいました。
面白かったからです。
原作は吉田修一さんです。

怒り.jpg

殺人現場には、血文字「怒」が残されていた。事件から1年後の夏、物語は始まる。逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?
八王子の郊外に暮らす若い夫婦が自宅で惨殺され、目撃情報から精緻なモンタージュ写真が作られる。
房総の港町で働く親子と娘の恋人の男、東京の大企業に勤めるゲイの青年と恋人の男
沖縄の離島で母と暮らす少女の前に、現れた身元不詳の男と
この三人の男の一人が殺人犯ではないかとの疑念が3者それぞれに周囲で
湧きあがり、彼らの日常が震えだす。
どの男が犯人かわからないまま絶妙な場面転換に従って各地の人間関係の変容が描かれていく。

相手を信じきれるかどうかは、突きつめれば、そう信じている自分を信じられるかという問いになる。
信じることの難しさと、尊さ。この小説が突きつける問いは禍々しく、ヒリヒリするぐらい切ない。
そして最後の最後まで悲しい。

映画化されていますが、観ていません。
ネットで調べたら超豪華キャストでした。

房総の港町で働く親子に、渡辺謙さんと宮崎あおいさんで、娘の恋人の松山ケンイチさん
東京の大企業に勤めるゲイの青年とその恋人に、妻夫木聡と綾野剛
沖縄の離島の娘と身元不詳の男に、広瀬すずと森山未来
犯人を追いかける刑事にピエール滝と三浦貴大
他にも大勢素敵な役者さんが出ているようなので、是非DVDを借りて観なくては思っています。
ちなみに監督はフラガールの李相日さん

この作家と監督のコンビは「悪人」がありましたね。
実はドリーはこの作品もまだ読んでいないし、観ていないのです。
こちらも近いうちに・・・・・
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