魔笛 野沢尚作

この本もみいちゃんから借りました。
数ヶ月前に野沢尚さん作品の「砦なき者」を私が買って読んで
かなり面白くて、みいちゃんに貸したらみいちゃんも面白かったと感想
そして今度はみいちゃんが「魔笛」を買って貸してくれました。


野沢尚さんの作品は根底に人間の持つなんだかドリーみたいな
単純な人間にはわからない複雑な心の葛藤がどの本にも
係わっているような気がします。

人間心理の深奥に迫るサスペンスです。
白昼の渋谷で無差別爆弾テロが起こり大勢の人間が被害にあいました。
爆風を背に立ち去ったのは、元公安の女性照屋礼子でした。
彼女は公安が新興宗教に送り込んだスパイでした。
この新興宗教の教祖に死刑判決が下された直後の爆発でした。
妻が獄中にいる複雑な事情を抱えた刑事鳴尾良輔が実行犯の照屋礼子を追い詰めます。
一方刑務所では鳴尾の妻が襲われます。
最後は・・・・・
最後にほっとできるまでドキドキしました。思わず最後を読んでしまいたいほどに・・・・・